main 2 -REBORN!-

暖かい場所−ザンザスSS− 
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「ねぇ、ボス・・・。」




『・・・。』




「ボス・・・お願い。」




『・・・。』




「・・・ダメ?」







時刻は午前2時を少し回ったところ。




場所はボスの寝室そして、ベッドの上。







「・・・ボス・・・入れて?」




いつもより甘い声で誘う。




『・・・。』







しばらく耐えてたけど、私もそろそろ限界が近い。




「もういい!

 ボスが入れてくれないなら、スクに入

 れてもらう!

 じゃあねっ。」




そう言いながらベッドから下り、廊下に続く扉へと近づく。







『・・・ドカスが。』




その言葉にそろりと振り向くと、不機嫌極まりない顔のボスと目が合った。




私は、間髪入れずにもう一度聞く。




「入れてくれるの?」




呆れたようにボスが呟く。




『あぁ、だから戻って来い。』




私はまたボスのいるベッドに戻った。









ギシリ。




ベッドのスプリングが音を立てる。







『・・・満足か?』




「ん、でも何で意地悪したの?

 入れてくれないなんて、酷くない?」




『あぁ?

 てめぇが早く来ねぇからだろ。』




「スクたちと話してたら、盛り上がっち

 ゃったんだもん。」




『知るか、んなこと。』




「だからってこんな寒いのに毛布の中

 に入れてくれないなんて酷いよ、ボ

 ス。」




『ふんっ。

 罰だ罰。』




2人で毛布に包まって、くだらないことを言い合う。







罰なんて言ってるけど、本当は1人、ここで拗ねてたんでしょ?



ボスってば、意外に嫉妬深いんだよね。




もうっ、子供なんだから。







そっと私の冷えた足をボスの足にくっつけてやった。




『ドカスが!

 冷てぇじゃねぇか。』




「・・・あっためて?」




上目遣いでボスにおねだり。




ごめんね、待たせちゃって。




ほら、私をぎゅってする、キッカケあげるから。




早く、甘やかしてよ。







『・・・ちっ。

 仕方ねぇ、もっとこっちへ来い。』




「うん♪」




ほんっと、素直じゃないんだから。







・・・今夜もあなたに包まれて、幸せな夢が見れそう。




           END

→あとがき



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