1/2ページ目 <拍手お礼> 『雨の日の過ごし方』Ver.ディーノ 「ごめんね・・・。」 『謝らなくていいって。』 「でも・・・。 絶対、私のせいだもん。」 『いや、分かんないだろ?』 さっきから2人の間で繰り広げられる不毛な議論。 せっかく取れた休みだってのに、窓の外は雨。 忙しくて、なかなか会うことはできないけれど、俺たちが会うときは大抵雨だったりする。 あいつは自分が「雨女」だからいつも雨が降るんだ・・・と朝からいじけモード。 終いには「ディーノは腕に太陽が刻まれてるから、絶対晴れ男だもん。」何て言い出す始末。 おいおい、タトゥとは全く関係ないと思うぜ・・・。 無駄に大きいソファの端っこで俺に背を向け、俯き加減で小さくなっているあいつ。 まぁ、その姿も堪らなく可愛いんだけど・・・。 俺は、その小さい背中を後ろからぎゅっと抱きしめた。 「ディ・・・ノ・・・?」 『雨の日の特権。 みんなが見てる外でこんなことしたら怒る だろ?』 耳元で、わざと優しい声で囁く。 その言葉に、あいつはコクリと頷いた。 『だから、俺は雨の日も好き。』 耳まで真っ赤になったあいつの身体を、もう一度強く抱きしめた・・・。 そんな甘い甘い時間の流れた雨の日の午後。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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