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ディーノ・スクアーロ・ザンザス『Lie(嘘)』
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<拍手お礼>

『Lie(嘘)』 Ver.ディーノ







「ディーノ、ディーノ!!」







ディーノがいる執務室の扉を勢いよく開ける。







『ん、どうした?

 何か楽しそうだな。』







「あのね、今聞いた話なんだけどさ。

 ザンザスが結婚するんだって!!」







『・・・ザンザスが!?』







「そうだよ、あのザンザスがだよ?

 凄くない?

 ね、ロマーリオ。」







ロマーリオもうんうん、と頷く。












「ほらほら、とりあえず、電話でお祝いし

 てあげなよ。」







『おっ、そうだな。』







かなりの衝撃を受け、放心状態だったディーノに携帯を手渡す。












『おっ、ザンザス?

 俺、ディーノ。

 ちょっ、おい!

 「うっせぇ。」って何だよ、まだ何も言っ

 てねぇし。』







相変わらずだな、ザンザス・・・と私は心の中で苦笑した。







『なぁ、お前、結婚すんだって?

 相手、誰だよ?

 物好きな女だな、お前と結婚・・・

 って、えぇ、切れてる!?』







ディーノは相手のいなくなった電話をパタリと閉じた。







『めでたいことなのになぁ?』







ディーノはそう言い、こちらに目を向けた。












あはははははっ。
ぶはははははっ。







執務室に響く、私とロマーリオの笑い声。







『な、何だよ、お前ら2人して。』







「だってさ・・・。」







私は可笑しくて、涙を浮かべながら言葉を続けた。







「ザンザスが結婚するはずなんてない

 じゃん。

 あのザンザスだよ?

 嘘に決まってるよー。

 ディーノってばすぐ騙されちゃうんだ

 から、ねぇ、ロマーリオ。」







『ほんっと、これでよくキャバッローネの

 ボスが務まるぜ。』












私たちの話を聞いて、ディーノは書類が積み上げられた執務机に突っ伏した。







『はぁ・・・。

 マジでヤバイって。

 昼から本部で会議なんだぜ?

 間違いなくザンザスにかっ消されるっ

 て・・・。

 お前ら、冗談きついぜ。』







溜息をつきながら、自慢の金髪をワシャワシャとかき混ぜたディーノはまさに「へなちょこ」そのものだった。












ごめんね、騙して。







でも、疑うことを知らないディーノ、嫌いじゃないよ。








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