1/2ページ目 <拍手お礼> 『Lie(嘘)』 Ver.メロ 「ねぇ、メロ・・・メロってば!」 捜査資料に目を向けたまま、全く構ってくれないメロ。 もうっ、私と捜査どっちが大事なの? ・・・捜査って言われそうだから聞かないでおく。 「あーぁ、面白くない。 マットとデートでもしてこよっかな。」 完全なる嘘をついて、メロの気を引こうとする。 それでもメロは構ってくれない。 「あっ、美味しいケーキ屋さんができた って聞いたから、Lに買って行ってあ げようっと。」 未だメロはだんまりを決め込む。 うーん、これもダメか。 「そう言えば、ニアがたまには顔見せて くださいって言ってたんだよね。 今から行ってこようかな。」 ・・・。 メロの傍から離れる気なんて毛頭ないのに、こんなこと言う自分が可哀想に思えてきた。 「もういい! メロなんてキ・・・」 どんな嘘で気を引こうとも、全く動じなかったメロが、隣に座る私の方を向き乱暴に唇を塞いだ。 『・・・言うな。 嘘でも聞きたくねぇ。』 たったそれだけ。 その一言を言い終えると、再び資料に目を向けたメロ。 それでも私の心は満たされた。 メロがくれた、チョコレート味のキスみたいな甘さが、ふわっと心に広がったから。 例えそれが嘘だったとしても。 「メロなんてキライ。」何て言葉、私も口にしたくはないよ。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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