1/1ページ目 霞め取られる意識の中で、君を見た 「笹塚さん!!」 そう呼ぶ君の泣いた顔 俺死ぬんだ もう助かりゃしない 胸に穴が開いてることすら忘れる この朦朧とした意識の中 ・・・お願い、笑って。 君の泣いた顔を見ながら逝くのは嫌なんだ 「弥子・・・・ちゃん」 君といた時間は 例えようもなく楽しくて 上手く言えないけどさ 「 」 ねえ 弥子ちゃん 人は死んだらどこへ行くと思う? 天国と地獄なんてあるのかな もし また俺が何か生き物に生まれ変わって 君にまた会えたら 地獄のような苦しみ 報われることなくバッドエンド さようならなんて言いたくないよ 手を伸ばすと重なり合うのに 「またね」 そう、余っているわずかな腕の力で 遠い君を撫でたんだ 笑顔を一つ 最後のプレゼントとして ―時は経ち2010年 春 弥子の家のベランダに、一羽の鳥 「わあ!お母さん見て!!白い鳥!!」 「あら、ほんとね。」 「どうしたのかな、お腹空いてるの?」 どう言うと、白い鳥は弥子の顔を数秒見つめた後、バサバサと青い空へ飛んで行ってしまった 「無愛想な鳥だなぁ。」 そう言って、弥子はくすくすと笑った **あと垣** 笹ヤコバッドエンドなんて認めませぬ [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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