main*庭球

怪我するのも悪くない。(金リョ金)
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それはとある休みの日。
大阪四天宝寺中のゴンタクレこと遠山金太郎は、ライバル兼恋人である、越前リョーマに会いに、東京に遊びに来て居た。
遠距離の為、なかなか会うことが出来ないので、リョーマは二人の時間を大切にしようと今日はデートに誘うつもりでいたのだが、
「コシマエーっ!テニスしようやー!」
と、金太郎が言うことを聞かないため、近くの公園でテニスをして過ごすことになった。


このテニス馬鹿。
少しリョーマは不機嫌で居た。
だが、
「ワイ、コシマエとテニスするん大好きやぁーっ!」
と、余りにも嬉しそうに金太郎が笑うので、
「まぁ、アンタがいいならいいけど。」
と、少し諦めたように笑った。



気付けばもう夕方、
テニスになると真剣な二人は時間も気にせず打ち合っていたため、もうすっかり辺りは暗くなっていた。
リョーマが時間を確認しようと余所見をしたところに
金太郎が誤って打ってしまったボールがリョーマに当たってしまった。
「っ、た。」
幸い大事故にはならなかったが当たった場所は少し切れて赤く腫れ、血が出ている。
「コ、コシマエ!?大丈夫なん!?ワ。ワイのせい…やんな、っ。ほんま堪忍、堪忍やでぇ、っ」
慌てて駆け寄ってきた金太郎は自分のせいで大切な相手を怪我させてしまったことでいっぱいになり目元に涙を溜めて、
そのまま膝をつき、そっと相手の口元の傷に舌を這わせた。

「ん、っ。ちょ、っと、遠山。何してんの、っ」
金太郎の舌の動きにピクッと肩を揺らしながら汚いでしょ、と相手の肩を押す。が、
力では金太郎に叶うはずはない。
「やって、やって、ワイのせいでコシマエ怪我してもうた、っ」
そう言えば、今まで我慢していた涙が零れ落ちた。
それでも金太郎は消毒、と舐め続けた。
リョーマは不覚にも興奮していた。
自分の恋人が、自分を思って泣いて、涙を流しながら目の前で傷口を舐めていることに。
(これはやばい。)
さすがに此処は公園で公共の場でいくら健康な中学生男子とは言えこんなところで盛るなんて…と、なんとか自分に言い聞かせ、理性を保っていた。はずなのだが、

「コシマエ、大丈夫、?」
と、潤んだ瞳のまま上目遣いで問う金太郎に

ブチッ。
理性の切れる音がした。


「アンタが悪いんだからね。」
そのまま金太郎を押し倒し、不敵な笑みを浮かべれば、噛み付くようにキスをした。









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あとがき。
ごめんなさいいいいい。
金リョ金のリクエストが
もうただのリョ金ですねごめんなさい;
ルーキズ可愛いくて好きです^^
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